ふるさと納税限度額と住民税の試算方法は市役所のホームページを活用しよう

会計事務所に勤務していた時、毎年この時期、ふるさと納税限度額はどのくらいか?

 

といった質問が、しばしばありました。

 

特に事業所得や不動産所得など、給与以外の収入がある方からの質問が多くありました。

 

ふるさと納税は、その年の締め切りが12月31日の為、ギリギリまで申し込みをする方がいます。

 

しかし、ふるさと限度額は人により様々であり、即座に回答できません。

(実際は、納めている市民税の金額がわかれば、ザックリと簡単な試算はすぐに可能です。)

 

そこで、市役所の市民税申告書作成コーナーを活用し、ふるさと納税の限度見込み額、また来年度の市民税の金額の試算方法を、ザックリ説明します。

 

 

 

all paints by Ryusuke Endo

 

 

市役所のホームページを活用しよう

ここ数年の市役所のHPは、本当によく考えられています。

 

市のよっては、非常に工夫がされているHPもあります。

 

現在多くの市役所のHPでは、

 

・市民税の試算

 

・国民健康保険料の試算

 

の2点について、大抵の場合、保険料試算コーナーが設けられています。

 

会計事務所用の税務ソフトであれば、市民税やふるさと納税限度額の試算は可能です。

 

しかし、一般納税者はそれらを手にすることはできません。

 

そんな時は、無料で使用できる市役所のHPのフル活用が便利です。

 

平成31年4月に静岡から滋賀県草津市へ引っ越した僕は、草津市のHPの便利さにビックリ。

 

地元静岡よりも見やすいし、便利だし、市民税の試算コーナーがとてもわかりやすい。

 

そして、ふるさと納税の試算も可能です。

 

せっかくなので、草津市のHPを使い、ふるさと納税の限度額と、翌年の市民税の金額を試算してみます。

 

なお、試算については、サラリーマン以外の事業所得がある場合を前提としています。

市役所のホームページで市民税、ふるさと納税限度額を試算

1、市役所のHPの個人市民税申告書作成へアクセス。

  → 個人住民税税額シミュレーションシステム(外部リンク)

 

 

 

2、個人住民税試算トップにアクセスすると下記の画面に。

  少し下にスクロール。

 

 

 

 

 

 

3、事業収入がある場合、「複数の収入がある方」をクリック。

 

 

 

 

 

4、 下記のページにジャンプしたら、「誕生日」を入力し、下にスクロール。

 

 

 

 

 

 

5、事業収入がある場合、「事業」の「詳細入力」をクリック。

 

 

 

 

 

 

6、下記の画面が表れます。

 

  今回は例として、事業収入が5,000,000円、経費合計が3,000,000円とします。

 

 「収入金額」に売上合計を入力。

 

  また、「必要経費」に経費合計(65万円控除、10万円控除を含む)を入力。

 

  入力が済んだら、「入力完了」をクリック。

 

 

 

 

 

7、事業所得がしっかり算出されているのか確認。

 

  今回は所得が2,000,000円になるはずです。

 

  所得金額に相違なければ、下にスクロール。

 

 

 

8、医療費や社会保険料、小規模共済、生命保険料など、所得控除がある場合、「詳細入力」をクリック。

 

  今回は所得控除は無しとします。

 

  所得控除の入力が済んだら、下にスクロール。

 

 

 

 

 

9、ふるさと納税限度額の算出します。

 

 「寄附金に関する事項」の「都道府県・市町村又は特別区に対する寄付金支払額」に、まず適当に金額を入力。

 

 ここでは、100,000円としておきます。

 

 そして「税額計算」をクリック。

 

 

 

 

10、来年度の市民税の金額が算出されます。

  所得税の確定申告後、市民税の試算としても大いに役立ちます。

  そして、下にスクロール。

 

 

 

 

 

11、自身の「収入金額」、「必要経費」、「所得金額」が間違いないか確認。

  そして下にスクロール。

 

 

 

 

 

12、オレンジで囲った部分が、ふるさと納税限度です。

  下記の場合は、「所得金額2,000,000円」、「所得控除が基礎控除のみ」の場合です。

 

 

 

 

ふるさと納税限度だけでなく、来年度の市民税の金額を把握できます。

 

かなり精度が高く、そして非常に使いやすいHPです。

 

所得税の確定申告が済んだ事業者の方、またサラリーマンの方も、自身の市民税の金額を把握するようにしましょう。

ふるさと納税の利用する前に少しだけ

僕はふるさと納税という制度は、非常に良い制度だと思います。

 

寄附先を探すことにより、同じ日本であっても、今まで知らなかった地域を知ることができるからです。

 

日常では絶対に知る機会がない為、未だ知らない多くの地域を知るきっかけとなるという点では、非常に素晴らしい制度だと感じます。

 

だからこそ、もしも気が向いたのであれば、ふるさと納税しようとする一部だけでもいいので、「返礼品無しの純粋な寄附」をしてみましょう。

 

50,000円ふるさと納税をするのであれば、そのうち10,000円は、返礼品無しの本当の寄附をしてみましょう。

まとめ

ここ数年、市役所のHPは工夫が施されており、非常に便利になりました。

 

役所のHPというと、情報量が多く、まだまだ知りたい事がどこのページがわからないという事もしばしば。

 

国保や市民税試算については、まだ知らない方も多いようです。

 

しかし、便利で無料で使用できるツールです。

 

誰でも利用できるため、大いに活用しましょう。