クラウド会計初心者・確定申告初心者は必ず手書きで確定申告を作成してみよう
2月16日より所得税の確定申告が始まります。
既にe-taxやスマホ申告を利用が一般的になりました。
事業者や副業者の方は、クラウド会計により確定申告を自動作成される方も大勢いるようです。
青色決算書や確定申告書の自動作成は利便性が高く、大きな効率化に繋がります。
しかし、作成された確定申告書の精査は、残念ながら人間の目で行う必要があります。
自分の目と脳みそで適正か否かの判断を行う為に、まずは自分の手を動かし、確定申告書を書いてみましょう。
all paints by Ryusuke Endo
自動作成された確定申告書は自分精査すること
MFクラウド、freee、弥生オンライン、クラウド会計は、確定申告書まで作成可能です。
利用者の中には、青色決算書や確定申告書を自動作成される方も多いと思われます。
12月まで会計入力し、帳簿締めから自動で確定申告書の作成すれば、後は税務署へ提出等をするだけです。
しかし、作成された確定申告書の内容を全く確認しない方もいるようです。
また、確定申告書や青色決算書の見方がよく分からない為、そもそも自身では確認できないという方も。
作成された確定申告書が適正か否か、その精査や判断を自身で行えない場合、税金の体系を理解できていません。
それではせっかく作成した確定申告書は、何の価値も意味もありません。
効率化してスマートな申告だからと言って、自分で確認しなくていい、理解していなくて良いわけではありません。
効率化と自分で確認する事は、全く別の問題です。
自動作成された確定申告書が適正か否かは、必ず自分自身で精査・判断しましょう。
手と脳みそを動かして税金体系を学ぼう
クラウド会計利用者や開業後数年の方の中には、自動作成された確定申告書を全く確認せず提出される方がいます。
そして確認したところ、単純な誤りが目につく事がしばしばあります。
確定申告書の作成を自動で行うのではなく、まず自分で手書きで作成しましょう。
そして手書きの申告書とクラウド会計等から作成された確定申告書等が一致するのか、必ず自分の頭で確認をしましょう。
一致しなければ、どこかで漏れや誤りが発生しているはずです。
確定申告は税金の計算体系を学ぶ事ができる絶好の機会です。
確定申告は、自分自身の税金や所得が計算されます。
自動で成で済ませるのではなく、所得や納税額の算定根拠を必ず自分で計算をしましょう。
面倒かもしれませんが、1年に1度の事です。
自分の所得や税金の計算は、自分の頭で学んでみましょう。
まとめ
今年の確定申告期限は昨年同様1か月延長され、4月15日までです。
良くも悪くもまだ余裕があります。
せっかくの機会なので、頑張って自分の頭で理解してみましょう。
学生の時から確定申告の方法や税金について学ぶべきといった意見があります。
しかしその前に、大人がまず自分自身で税金について学びましょう。
自動化でOKとするのではなく、自分の確定申告書は自分で力で作成しましょう。
自分の所得や税金と、この際じっくりと向き合いましょう。