レジや食券機がある個人事業主の現金売上のシンプルな記帳方法。

飲食店や理髪店や商店など、店舗をもつ個人事業主の方の中には、現金売上の処理に悩む方が意外にいます。

 

キャッシュレス売上はクラウド会計等で連動できる一方、物理的な現金売上の処理が煩わしい。

 

しかし、殆どの店にはレジや食券機が設置されており、現金売上の記帳は難しくありません。

 

今回は、レジや食券機がある個人事業主の現金売上のシンプルな記帳方法について、ザックリ投稿します。

 

※なお、ここではクレジット売上、電子マネー売上等は説明しません。

 

 

 

all paints by Ryusuke Endo

 

レジや食券機がある店舗の売上代金の把握

多くの個人店の売上代金は、現金、電子マネー、クレジットで決済されます。

 

いずれの決済方法でも、店舗にレジや食券機(以下、レジ等)の設置がある場合、レジ等から出力される売上日計表により、日々の売上を把握できます。

 

売上日計表とは営業終了後、レジのロール紙に印字される1日の売上明細のことです。

 

 

 

 

レジ等から出力された売上日計表が、いわゆる原始帳票です。

 

必ず会計資料と共に備え付けておきます。

 

レジ等の備え付けがる殆どの個人店の場合、売上代金の把握や記帳は、日計表で十分です。

 

言い換えれば、日計表が純然たる売上代金の証明になり、改ざんした場合、最も罰則が重たい重加算税の対象です。

 

店舗も持たないフリーランスの場合、「決算書の現金勘定」は存在しません。

 

彼らは現金払い等をした場合、自身のプライベートの財布(事業主勘定)から支払うからです。

 

しかし、レジ等の設置がある個人店の場合、必ず試算表の「現金勘定」が存在します。

 

現金勘定は、レジや食券機(以下、レジ等)に予め設置した現金の金額です。

 

多くの店舗では開店前、毎日同額(又は一定額)の現金を設置するはずです。

 

その現金設置額が、決算書の現金残高です。

 

以下、レジ等から出力された売上日計表を用い、売上代金のシンプルな記帳方法を説明します。

 

現金売上のシンプルな記帳と会計処理

① 開業時、事業主個人の財布から、100,000円レジ等に設置します。

 

  決算書上の現金残高は100,000円からスタートします。

 

 

 

 

 

 

② 1日の現金売上は日計表から把握し、現金売上として一旦全額レジに投入します。

 

  決算書上の現金残高は、一時的に300,000円になります。

 

 

 

 

 

③ 営業終了時、レジ等から1日の売上代金を即座に全額取り出し、全てプライベートの財布に入れたと処理をします。

 

  翌日の営業開始時も、レジ等に同額の現金設置額にするためです。

 

  売上代金を通帳に入金した場合でも、全てプライベートの財布に入れたと処理をします。

 

  その日の売上を全額取り出すことで、当初の現金設置額に戻します。

 

 

 

 

 

 

④ レジ等の残高が、現金設置額100,000円に戻りました。

 

  上記の②と③を毎日繰り返し、現金残高が同額になるように処理をします。

 

 

 

 

 

なお、③でレジから取り出した売上代金を、夜間金庫や通帳に入金することもあります。

 

その場合は、プライベートのお金を通帳等に入金したと処理します。

 

現金売上を通帳に預け入れた際は、売上という処理は一切行いません。

 

 

 

 

 

これで現金勘定は毎日同額であり、レジ等の現実設置額が決算書の現金残高になります。

 

計算相違や記帳相違、故意の改ざん等がない限り、現金売上の漏れは発生しません。

 

非常にシンプルな方法ですが、現金商売の方の間ではよく行われる方法です。

 

現金売上の処理に戸惑っている、現金残がマイナスになるという方にはお薦めの方法です。

 

現金売上代金で経費等を支払った場合

レジ等の現金残高のあるお店が、レジ金で経費を支払うことがあります。

 

例えば、レジから1,000円取り出し経費を支払う場合等です。

 

このような場合は、プライベートの財布(事業主)から支払ったことにします。

 

レジに受け入れた売上代金を、一旦全てプライベートの財布に入れたとします。

 

そして経費支払い時は、プライベートの財布から支払ったこととし、現金勘定は一切使用しません。

 

 

 

 

 

まとめ

今回はレジや食券機がある個人事業主の現金売上のシンプルな記帳方法について、ざっくり説明しました。

 

店舗にレジや食券機がある場合、レジ金が実際の現金残高です。

 

売上代金はレジロール紙から確実に把握し、レジ金設置額は一定とみなすとその処理が楽になります。

 

レジのロール紙は売上代金の証拠となるため、確実に保管をしておくことが重要です。